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2007年1月 8日 (月)

羽田圭介

羽田圭介氏のデビュー作「黒冷水」を読ませてもらった、彼の作品は昨年の新刊「不思議な国のペニス」という不思議な題の作品と合わせて全発表作(2作)を読ませてもらったことになる。

「黒冷水」は「恐るべし17歳」という選考委員のコメントで有名になった文藝賞受賞作品

彼の作品の特徴は、等身大?同年齢の主人公の生き方、考え方を軽快なタッチで描き出す文章のうまさだと思う、またその内容も非常に大人びており、彼が30代なら普通の表現なんだろうが、「この若さで」この文章表現と思わずうならずにはいられない。ただどちらの作品も一種の日記のようなもので、作品自体、彼自身の日記をベースに思い出し・創造しながら書いているのでないかと思いながら私は読んでいる。

そういった意味では、2作品で立て続けに10代の赤裸々な生活を覗き見させられる読者は少し食傷気味になるかもしれない。

「不思議な国のペニス」は、アマゾン.コムの女性読者寸評によると酷評されているが、私としては途中はおいおいこんな高校生有り得ねえと思いながらも、最後の展開(結果)でそこそこの清涼感を味わえて嫌いな作品では無い(だからこそ今回「黒冷水」を読んだ)

とにかく、若くて文章力の有る彼が今後どういった作品を発表していくのかは楽しみで、読みやすい作風なので或る年齢以上の方にはお勧めする。(高校生には薦めない)私は次作品もきっと読ませて貰うことになると思う。

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